Evernoteを使うなら絶対に知っておくべき神アドオンの使い方

さらに編集してからEvernoteに保存する
 Evernoteというあらゆる媒体の情報を保存するwebサービスがあります。先日、Evernoteを使うなら絶対に知っておくべき神ブックマークレットの使い方という、余分な部分を消去してwebページをEvernoteに保存する方法の紹介が注目を集めました。しかし、もっと自由に編集できたら便利だと思いませんか?例えばコメントとして色違いの文字列を挿入したり、自由にリンクを追加したりといった感じにです。本記事では2つのfirefoxアドオンを使って次のリストに示した変更をwebページに加えた上でEvernoteに保存する方法を紹介します。

  • 任意の文字列の挿入
  • 余分な部分を消去
  • 文字列の装飾
    • 文字色変更
    • 太字化
    • 斜体化
    • 打ち消し線付加
  • リンクの付加

このリストの第一レベルの項目は各段落に対応しており、段落末には実際の操作手順を動画にしております。なお、本記事で紹介するアドオンの使い方は、既にアドオンをFirefoxに追加し有効化したものとして説明します。つまり1つ目のアドオン:Page Hackerはこちらに、2つ目のアドオン:ScrapBookはこちらにアクセスし、それぞれで「Firefoxに追加」をクリックして追加し、Firefox再起動して有効化した状態を想定して書いています。
 
文字を挿入する
 Page Hackerというアドオンを使います。使い方はとっても簡単です。アドオンのボタンを押してからページ内の文字列を挿入したい部分をクリックし、書き込むだけです。

キーボードショートカット Ctrl+F2 を押すか頭蓋骨ボタンをクリックして表示されているページを編集します。次に、編集モードを終えるには同じ操作をします。


 

余分な部分を消去する
 ここからの作業ではScrapBookというアドオンを使います。このアドオンは本来webページをいろいろな形でローカルに保存するためのアドオンです。驚くほど多機能かつ実用的なのでこの記事に関係なくぜひ一度試していただきたいです。さて、ScrapBookで余分な部分を消去する方法は2種類あります。どちらもまずステータスバーにあるScrapBookのボタンを押し「取り込み前編集モード」にします。1つ目の消去方法は、まず取り込み前編集モードでステータスバーの上に現れるツールバーのDOMと書かれたボタンをクリックしDOMイレーサーを有効化します。次にwebページ上にマウスカーソルを持ってくるとページの要素が赤い線で囲われ、そのまま左クリックすると囲われた要素が消去されます。先日話題になった記事と操作方法が似ていますね。このとき左クリックの代わりに右クリックすると囲われた要素以外が削除されます。2つ目の消去方法は、まずwebページの消去したい部分を選択しておいて、取り込み前編集モードで現れるツールバーの消しゴムのボタンをクリックすると選択部分が削除されます。ScrapBookでの操作は「元に戻す」が使えるので便利です。

 
文字列を装飾する

 ScrapBookの取り込み前編集モードでは、マーカーという機能でwebページ上の反転選択した文字列や文字列の背景の色を変更したり太字にしたりできます。追加したばかりのScrapBookのマーカーは文字列の背景色を変更する設定になっています。しかし、文字列の背景の色を変更してもEvernote上には反映されません。そこでScrapBookのマーカーの設定をEvernote上で反映されるものに変更する必要があります。Evernote上で反映されるマーカーの設定を次のリストに示します。

  • 文字色
  • 太字
  • 斜体
  • 打ち消し線

ScrapBookのマーカーの設定方法は、まずfirefoxのメニューからツール、アドオンと開き、拡張設定からScrapBookの設定をクリックします。ScrapBookの設定が開いたら編集タブをクリックし、マーカーをカスタマイズします。Evernoteに取り込んだときに反映される設定は文字の枠内の設定だけなのでこの設定をお好みに変更してください。取り込み前編集モードでwebページ上の文字列を反転選し、取り込み前編集モードで現れるツールバーの黄色いマーカーのボタン横の逆三角形から任意のマーカーをクリックすることで文字列の色や太字を変更できます。

 
文字列にリンクを付加する
 ScrapBookの取り込み前編集モードで任意の文字列を反転選択し、取り込み前編集モードで現れるツールバーの鉛筆のボタン横の逆三角形から「選択範囲にリンクを追加」をクリックします。出てきたポップアップに任意のwebページのURLを記入するとそのページにリンクさせることができます。なお、このときURLの代わりに半角スペースを記入すると現在のページにリンクします。


Evernoteへのwebページの取り込みと結果の確認
 動画で文字色や太字、リンクが有効であることなどをご確認ください。きちんと編集した通りに取り込めることを確認していただけると思います。

 
 今回紹介する方法は以上です。その他の情報についてはトラックバックをいただいた2011-02-13で紹介されていた複数ページの記事をまとめて手軽にスッキリEvernoteへクリップできる、Chrome拡張機能の合わせ技! - つきつき日記F -がおもしろいと思います。この記事では自動的に連続する複数ページの本文だけをつなげてEvernoteに取り込む方法が紹介されています。Chrome拡張機能を2つ使った記事ですが、どちらの拡張機能も同じ機能と名前のfirefoxアドオンが存在しますのでリンクを紹介させていただきます。

 ※2/25追記:Googleリーダーに登録したRSSであれば1アクションで全文とコメントを付与してEvernoteに取り込む方法があるそうです。1アクションで5アクション!Evernoteへの便利なwebクリップ方法 | なまら春友流※2/27追記 はてなブックマークに付けたコメントと記事全文をEvernoteに保存する方法もあるそうです。はてブをつけた記事を全文自動でEvernoteに保存できるサービス『hatebte』 | なまら春友流

最後になりますが当blogの分かりにくい部分や疑問点がありましたらコメントをいただけるとありがたいです。